宝塚市薬剤師会
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花粉症Q&A

2006/2/16 キッセイ薬品研修会よりレポート by Fujita Yasuko

花粉症って、どんな病気?

全身症状(集中力低下、頭痛、全身の怠さ)
くしゃみ、鼻水、鼻づまり
ノドのかゆみ、せき
目のかゆみ、充血、涙目、目やに
皮膚のかゆみ、ただれ

花粉症を起こすのは、何の花粉?

圧倒的に多いのは春先に猛威をふるう「スギ花粉

その他−春(1〜6月):ヒノキ、コナラ、シラカバ、ハンノキ、ケヤキ…木の花粉

      秋(5〜12月):カモガヤ、ヨモギ、ブタクサ、オオブタクサ、カナムグラ、ヒメガマ…草の花粉

花粉症の人は、どれぐらいいますか?

日本での患者さんは16.2% ピークは30〜40歳代で第二次ベビーブーム世代。 第二次ベビーブームの1970年代は大阪万博が開催され、衛生・居住環境が大きく変化した。
結果、寄生虫や結核は1970年代から減少し、アレルギーは増加傾向にある。
寄生虫に打ち勝つための免疫反応が役目を失い、アレルギー反応に転化してしまったのでは ないかという一説もあります。

本格的な花粉シーズン前に、何を準備すればいいですか?

体質改善…禁煙、刺激物を控える、腸内環境を整えるようにしてください(ヨーグルトを食べるなど)。
減感作療法…花粉に体を慣らす治療。効果の出方に個人差があります。
薬物療法…本格的に花粉が飛ぶ2週間前から投薬開始します。

花粉から少しでも身を守るためにはどうすれば?

まずは、ニュースなどで花粉量をチェックしてください。
そして、外出するときなどは花粉を寄せ付けない服装をこころがけ、 めがね、マスクを使用するようにしましょう。
これにより花粉の入る量を1/3にし、立体型マスクは95%の花粉をカットします。
帰宅時には花粉をよくはらって花粉の侵入を避けるようにしましょう。

スギ花粉症には、どんなお薬がありますか?

<内服薬>
抗アレルギー薬:効果が出るまでに2週間はかかる。花粉の飛ぶ前から投薬。
抗ヒスタミン薬:速効性がある。が、眠気、口渇の副作用が出ることがあったり、
          排尿障害、緑内障のある人は使えないこともあります。
ステロイド剤:最悪の状態のときだけに。即効性はあるが長期連用はできません。
<外用薬>
点鼻薬:局所ステロイド剤や抗ヒスタミン薬があります。
      局所ステロイド剤は効果が出るまでに3日ほどかかるが、鼻水・鼻づまり両方に効き、
      抗ヒスタミン薬は速効性があるが、鼻水にしか効かず、眠気も出やすくなります。
点眼薬:抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬などは長期連用が可能です。
      それでも痒いときのみステロイド剤を短期的に。長期連用は眼圧はあがります。

今年の花粉は少ないです。この冬はとても寒いのでさらに個数が減る予想となっています。
例:神戸は昨年7717コ、今年1380コ。(平均2861コ)
とはいえ、少しの量でも重い症状が出ることもあるので、万全の対策で乗り切りましょう!

資料:キッセイ薬品 患者様用指導箋「花粉症には負けないぞ!」
(監修:医療法人財団 神尾記念病院 顧問:斎藤洋三先生)